ポトレット誕生

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 医師でもあり発明家でもある  袁明琦医師(Taiwan Adventist Hospital)
 
ポトレット誕生

 

たとえ 子供の父のおむつ替えが心のこもった介護であっても衆人の門前であれば 父は羞恥の苦しい立場となり 自尊心を失ってしまいます

その経験から父が気楽に外出できるにはどうしたらよいか?

ということから探求が始まりました

ある日 患者の酸素マスクのカップが目につき ふと考えが浮かび

ポトレット(日本商品名)製造の第1歩となりました

いろいろと創意工夫を加えて現在のポトレットになりました

お陰様で 各国の特許、そして多くの賞をいただきました

 

 

まずはきっかけとなった父のことをお話します

20年程前 父は引退して 毎日ゆったりと優雅な時間を過ごしていました

2.3年たったころ ある日 トイレに間にあわなくて粗相をするようになりました

家族は最初の頃は気にもせず冗談めかして もっと早くトイレに行こうねと軽口を言っていました

父は何度となく外出しては困惑して帰宅することが続き 家族もおかしいと感じるようになりました

何か月もあちこちの泌尿器科等を回り 最終的に小脳萎縮という病名とわかりました

運動機能を奪っていく病気であり 尿失禁も症状の1つでした

私は父のために新治療があると聞けばどんなに遠くても出向き 良いと聞いたありとあらゆるものを試してみました

しかし 泌尿器科の権威であり 2.30年来の友人に
 もう オムツを勧めることしかできないといわれました

それでも父は必死に頑張りましたが 結局成人用おむつをすることになりました

オムツにしたものの 匂い、蒸れ、発疹 等 新たな問題が生じました

その後 父は毎日が楽しくなく憂鬱でした 外出するのが億劫になってしまったようでした

これではいけないと思い、私は外出するよう父を励まし 時間を割いて父に付き添い外国にも行きました



 

ポトレットを発明しようと決心したできごとについてお話します

その日父と私は親族訪問をするため飛行機を利用しました

粗相のないようにと前もってトイレに入り 準備万端と思っていました

それでも粗相があり、飛行中の狭い密閉空間で そのうえ動作の安定しない父のおむつ替えをすることに

他の乗客の視線があり、苦しく羞恥の立場に置かれた父は自尊心を奪われてしまいました

今後は 父にそんな思いをさせたくない そして もっと気軽に外出できないかと 至急解決することを決心したのです


 

一心不乱に その後 観察研究している中 偶然 酸素マスクに目が止まり これを改造してポトレットの原型を発明しました

まずは父に試用してもらい 漏れることなく集尿できることが確認できました
その後父は外出することに不安を感じることがなくなりました

3時間半の舞台を見終わっても漏れはありません

以前のように父は私に優しく微笑んでうなずいてくれました

この発明を困っている人々に届けようと商業ベースに乗せて普及してくれるメーカーをほうぼう探しましたが、すべて拒否されました

そのため 自らの創業の道を選択しました

モニターをお願いしたり 設計図面を描いたり 特許申請 製造工場等自力で頑張りました

私の患者も賛同してくれてもっと快適になるよう様々なアイデアをたくさん出してくれました

回りの皆様のお力でこの発明が商業ベースに乗せることができたと思います

 

 

現在尿失禁患者は180万人でそれの90パーセントが女性です。(台湾)

ポトレットはあくまで男性対象ですが 数字の上からも女性用は急務です

女性用の発明にも もっと取り組んでいき満足していただけるものを作っていきます

 

台湾のテレビで紹介されたものです




 

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